シーラベルの経営参画でレバレッジの効く組織作り・マーケティングを推進

シーラベルの経営参画でレバレッジの効く組織作り・マーケティングを推進

2013年に設立されたシンク・ロジスティクス株式会社様は、自動車輸出に特化したロジスティクスサービスを展開している会社です。

同社ではシーラベルに経営参画を依頼し、会社の組織づくりや、マーケティング・PR戦略の立案・実行など幅広い領域を委託。自社サービスをわかりやすくまとめたWebコンテンツの制作やメールマーケティング等を展開したことで問合せが増加。社員向けのインナーブランディングにもつながっているといいます。

シーラベルが支援している業務や、提携による効果・メリットなどについて、代表取締役社長 一木貴大様にお伺いしました。

“社外CMO”であるシーラベルにマーケティング・PR戦略を全面委託

“社外CMO”であるシーラベルにマーケティング・PR戦略を全面委託

会社紹介・事業内容

弊社は、「ビジネスと社会の前進を支えるパートナー」になることをビジョンに掲げ、中古車輸出に特化したオーダーメイドのロジスティクスサービスを提供しております。

お客様のビジネスの成長につながる最適なロジスティクスプランをご提案できることを強みとし、サービスを通じて世の中に多くの価値を生み出していきたいと考えています。

また、物流システムを独自に開発して業務のデジタル化を推進していることや、外国人を積極的に採用してグローバルに事業を展開しているところも特徴です。

シーラベルが支援している業務

シーラベルさんには、『社外CMO(Chief Marketing Officer)』のような立ち位置でマーケティング・PR領域を中心に幅広くご支援いただいています。

支援内容は大きく三つあるので、簡単にご説明します。

一つ目は、マーケティングコンサルティングです。代表の渡辺さんに経営会議に出席してもらい、事業状況や課題をふまえたマーケティング戦略・施策を検討いただいています。

二つ目はWebコンテンツの企画・制作。弊社のサービス内容や強みをわかりやすく伝えるホームページや導入事例記事、プレスリリース、採用向け社員インタビュー記事など多岐に渡るコンテンツの制作・ディレクションをお任せしています。ねらいは新規顧客獲得というより、既存のお客様のアップセル・クロスセルやインナーブランディングの促進です。

三つ目は、営業支援システムSFA(Salesforce Automation)を用いた顧客管理基盤の構築・運用支援です。元々弊社ではSalesforce社が提供するSFAの『Sales Cloud』と、MA(Marketing Automation)の『Pardot』を導入しておりましたが、なかなか活用できずにおりました。

社内に散在していた顧客情報をSFAに集約し、運用ルールを整備してもらいました。また、SFAとMAを組み合わせたメールマーケティングもサポートいただいていており、毎週700社にメルマガを配信しています。内容は、マーケットの最新情報やロジスティクスの考え方、社内の取り組みなど。顧客情報の整理が終われば数千社が送付対象になる見込みです。

組織化とコンテンツ発信でレバレッジを効かせたい

マーケティングや情報発信を強化した背景

2013年の創業以来、数年間は私が経営や営業活動のすべてを取り仕切り、事業を拡大していきました。しかし次第に伸び悩んできたため、ワンマン体制を改めてレバレッジの効く組織体制を進めすることにしました。

その頃から、代表の渡辺さんには外部アドバイザーとして参画いただき、会社としての骨格作りをサポートいただきました。会社のビジョンを固めて組織体制を整え、経営会議などで話し合ううちに、今度はマーケティングやブランディングの必要性が高まってきたのです。

物流業界はマーケティングや情報発信を積極的に行う会社は少なく、どちらかというと閉鎖的な業界です。しかし、私はどんどんやるべきだと思っていました。なぜなら、サービスの詳しい内容や特長がわからなければ、期待値のズレが大きくなってしまったり、取引先としてふさわしいかの判断がしづらくなってしまうためです。

特に弊社は短期間で急拡大してきたこともあり、「協力会社に過大な負担を与えているのではないか」「ルール違反なことをしているのでは」と誤解を受け、敬遠されたり仕事を進めにくいと感じることがありました。

そこで、お客様や協力会社様とのお取引事例などのコンテンツを公開し、シンク・ロジスティクスはどんな会社で、なぜ伸びているかを、業界内外の方々に広く知っていただこうと思いました。

シーラベルは課題把握力・提案力が高く、誠実に仕事を進めてくれる

シーラベルは課題把握力・提案力が高く、誠実に仕事を進めてくれる

シーラベルと提携した経緯・決め手

シーラベル代表の渡辺さんと初めてお会いしたのは約3年前、ICC(INDUSTRY CO-CREATION)というビジネスカンファレンスに参加したときです。

渡辺さんはマーケティングがご専門ですが、当時は採用面に課題があったので雑談の延長のような感じで相談をしたら、すぐに採用に強い人材をご紹介くださり、色々とアドバイスをいただけたのです。このことをきっけかに、組織づくりやマーケティングをご支援いただくようになりました。

依頼した決め手は、渡辺さんのお人柄と能力の高さです。お話をしていて頭脳明晰な方だと感じましたし、ヒアリングから本質的な課題を見つける力が高く、適切な解決案もスッと出してくれる。仕事も一つひとつ誠実に進めてくださるので、安心してお任せできると思いました。

また、様々な領域のプロフェッショナルとの人脈が豊富で、適材適所にアサインをして仕事を円滑に進めてくれます。今後事業をさらに拡大していく上で、プロ人材を活用できることも心強いと思いました。

コンテンツ強化で問合せが増加し、インナーブランディングにも成功

施策の効果・メリット

ホームページやメルマガで発信している事例記事は反響が大きく、お問合せや好意的なご連絡が増えました。

また、インナーブランディングの効果も出ています。営業担当者の事業理解が深まってお客様への説明力やクロージングが上がりましたし、社員のインタビュー記事を制作してもらったことで、それぞれの業務内容や役割がより鮮明になり、彼らの視座が高まったと感じます。

国際物流業界はステークホルダーが多くて業務プロセスも複雑なので、一般の方にわかりやすく伝えることは容易ではありません。また、同じ業界に長くいると慣習に染まってしまい、業界用語を多用しがちになります。

その点シーラベルさんでは、外部のライターさんが我々にインタビューをしてわかりやすい言葉や構成で文章化してくれます。おかげで、就職・転職活動をしている人や、この業界で新たにビジネスを始めようとしている方々にも伝わりやすくなったと思います。

PDCAを回し続け、さらなる事業拡大を図りたい

PDCAを回し続け、さらなる事業拡大を図りたい

今後の取引関係の展望

シーラベルさんには、今後も『社外CMO』として経営に深く関わっていただきたいです。経営会議に参加して施策を検討してもらい、外部のプロ人材を活用しながら実行・仕組み化して社内に落とし込む。このPDCAサイクルをずっと回し続け、事業をさらに拡大していきたいと考えています。

弊社の売上(月次ベース)は、提携前より1.4倍くらいに伸びています。その要因は、我々が地道に磨いてきたサービスの強みをシーラベルさんが可視化・拡散し、事業にレバレッジをかけてくれたことが大きいです。

シンク・ロジスティクスの成長にシーラベルさんは欠かせない存在なので、これからも一緒に様々な施策を展開していきたいです。

◆企業紹介


社名:シンク・ロジスティクス株式会社
事業内容:自動車輸出YARD運営事業
海上輸出貨物利用運送事業
従業員数:43人
URL:https://www.sync-logi.com/ja/